LowResoCamera

ユーザーマニュアル

概要

LowResoCamera は、写真を低解像度のドット絵風に変換して保存するカメラアプリです。 撮影した画像を指定サイズにダウンスケールし、色数を削減することで、レトロゲームやピクセルアートのような独特の質感を生み出します。

  • カメラで撮影 → 低解像度に変換 → ギャラリーに保存
  • サイズ・色数・減色アルゴリズムを自由にカスタマイズ
  • 減色を行わず低解像度化だけを楽しむ「なし」モードにも対応
  • 初代デジカメ・ガラケーカメラ・トイカメラ風などの実機風フィルタを重ねがけ可能
  • レトロゲーム機風パレットを含む豊富な固定パレットとカスタムパレット(JSONインポート)に対応
  • よく使う設定を C1/C2 プリセットとして保存してワンタップで切り替え

メイン画面の構成

上部ボタンバー

ボタン位置機能
⚙ 設定左端設定画面を開く
C1 / C2設定ボタンの右プリセットの呼び出し・解除(詳細はプリセット参照)
実機風フィルタ(Demo版限定)C2ボタンの右実機風フィルタを選択するダイアログを開く(詳細は実機風フィルタ参照)。Production版には表示されない
📷 カメラ切替右端前カメラ/背面カメラを切り替える。複数カメラがある場合のみ表示
Demo版はこのボタンから実機風フィルタのみメイン画面で直接選べます。それ以外の設定(サイズ・色数・パレット等)はDemo版では256px・32色・メディアンカット・Windows16パレットに固定されており、設定画面自体にも入れません。

カメラ切替ボタンの色

意味
背面カメラ(アウトカメラ)使用中
前カメラ(インカメラ)使用中

下部コントロールパネル

画面下部の黒いパネルに大きな撮影ボタンが配置されています。

撮影

タップで撮影(プレビューあり)

画面中央の円形ボタンをタップすると撮影が開始されます。

1
撮影ボタンをタップ
2
画像処理中ダイアログが表示される
3
処理済み画像のプレビューが表示される(プレビュー設定が ON の場合)
4
「保存」または「キャンセル」を選ぶ

ハードウェアボタンで撮影(プレビューなし・即保存)

以下の物理ボタンを押すと、プレビューをスキップして直接保存します。

  • 音量アップ ボタン
  • 音量ダウン ボタン
  • カメラ専用ボタン(搭載機種のみ)
  • Bluetooth シャッターボタン
連写したいときはハードウェアボタンが便利です。

ジェスチャー操作

ズーム(ピンチイン / ピンチアウト)

ファインダー上で2本指を広げる・縮める操作でズームを調整できます。

  • 画面右上にズーム倍率(例: 2.0x)が1秒間表示されます
  • ズーム範囲はカメラの対応範囲に自動制限されます

露出補正(スワイプ)

1本指でスワイプすると露出補正を調整できます。

向き操作効果
縦持ち(ポートレート)上にスワイプ明るくなる(露出+)
縦持ち(ポートレート)下にスワイプ暗くなる(露出−)
横持ち(ランドスケープ)右にスワイプ明るくなる(露出+)
横持ち(ランドスケープ)左にスワイプ暗くなる(露出−)
  • 画面左上に露出値(例: +1.0 EV)が1秒間表示されます
  • 100ピクセルのスワイプ量が約1EV に相当します
ピンチ操作中は露出スワイプは無効になります。

プレビュー

撮影後、処理済み画像を確認してから保存できます(設定でON/OFF可能)。

ボタン動作
保存画像をギャラリーに保存してプレビューを閉じる
キャンセル保存せずにプレビューを閉じる(画像は破棄)

プリセット機能(C1 / C2)

よく使う設定の組み合わせを C1・C2 として保存し、ワンタップで切り替えられます。

プリセットに保存する

1
設定画面を開き、好みの設定にする
2
設定画面下部の「→ C1」または「→ C2」ボタンをタップ
3
「C1に保存しました」と表示されたら完了

保存される設定項目

  • サイズ / 減色方法 / 色数 / パレット種別
  • モノクロ / 画像形式 / アスペクト比 / 出力倍率
  • 色計算モード / 実機風フィルタ
  • シャッター音 / プレビュー表示

プリセットを呼び出す

メイン画面の C1 または C2 ボタンをタップします。

  • 適用されると 📍C1 のように表示され、ボタンが水色になります
  • アスペクト比が変わる場合はカメラが自動で再起動します
  • 呼び出し前の設定は自動で退避されます

プリセットを解除して元の設定に戻す

アクティブなプリセットボタン(📍C1 など)を再度タップすると、呼び出し前の設定に戻ります。

設定画面に移動するとき

プリセット適用中に設定ボタンを押すと、自動的にプリセットが解除されて元の設定で設定画面が開きます。

プリセットの内容を確認する

C1 または C2 ボタンを長押しすると、保存内容の一覧がダイアログで表示されます。

プリセットボタンの色の意味

ボタン色状態
グレー未保存
青(紺)保存済み・非アクティブ
明るい青 + 📍適用中(アクティブ)

設定

画面左上の設定ボタン(⚙)から設定画面を開けます。

シャッター音

撮影時にシャッター音を鳴らすかどうかを切り替えます。

  • ON(デフォルト): シャッター音が鳴る
  • OFF: シャッター音が鳴らない

プレビュー表示

撮影後にプレビューを表示するかどうかを切り替えます。

  • ON(デフォルト): 処理済み画像を確認してから保存できる
  • OFF: 撮影後すぐに保存(プレビューなし)

サイズ

出力画像の最大辺(ピクセル数)を設定します。アスペクト比は保持されます。

選択肢用途の目安
128px極限のドット絵風
192px粗めのレトロ感
256pxデフォルト・バランスが良い
384pxやや細かい
512px細かいドット感

減色方法

色数を削減するアルゴリズムを選びます。

方法特徴
なし(縮小のみ)減色処理を行わず、ダウンスケール(+実機風フィルタ・モノクロ)のみを適用。選択すると色数・パレットの設定項目は自動的に非表示になる
メディアンカット画像の色分布から最適な色を自動抽出。写真の雰囲気に近い色合いになる
パレットあらかじめ決められた固定色に置き換える。特定の雰囲気を再現したいときに使う

色数(メディアンカット選択時)

削減後の色数を指定します。少ないほどドット絵感が強くなります。

選択肢印象
4色最大限の減色、強烈なアート感
8色極端な減色、強いアート感
16色レトロゲーム風
24色16色よりやや自然
32色デフォルト
64色やや自然な色合い
256色ほぼ元の色を保持

パレット(パレット選択時)

パレット名内容
Windows 16色VGA標準16色(Windows クラシックカラー)
絵の具12色日本の学校用絵の具セットの12色
色相環12色色相環を12等分した色 + 白・黒
携帯ゲーム機風グリーン4色初代携帯ゲーム機のような単色液晶4階調(独自近似色)
8bit据置機風16色8bit据置ゲーム機を思わせる16色(独自近似色)
レトロPC風16色やや渋めの高彩度トーンでまとめた16色(独自近似色)
レトロ4色モードシアン・マゼンタ・白・黒の4色(往年のPCモード風)
8bitマイコン風15色少数の基本色×明暗2階調でまとめた15色(独自近似色)
カスタムJSONファイルからインポートした自作パレット
「〜風」と付くパレットは特定ハードウェアの公式パレットをそのまま再現したものではなく、著作権に配慮して独自に定義した近似色です。

カスタムパレットのインポート

パレット設定ダイアログ内の「インポート」ボタンから、以下の形式のJSONファイルを選択できます。

{
  "name": "パレット名",
  "colors": ["#RRGGBB", "#RRGGBB", ...]
}

インポートすると、パレット種別が自動的に「カスタム」に切り替わります。

色計算モード

減色時の色マッチングに使う距離計算アルゴリズムを選びます。

選択肢特徴
自動(デフォルト)画像サイズが256pxを超える場合はRGB距離(高速)、256px以下ではCIEDE2000(高精度)を自動選択
高品質画像サイズによらず常にCIEDE2000で計算。人間の目に自然な色合いになるが処理が遅い
高速画像サイズによらず常にRGBユークリッド距離で計算。処理が速い

出力倍率

減色処理後の画像をニアレストネイバー(最近傍)で整数倍に拡大してから保存します。ドット感(ピクセルのエッジ)を保ったまま大きなサイズで保存したいときに使います。

選択肢説明
1x(デフォルト)処理後のサイズそのまま
2x / 4x / 8x / 16x縦横それぞれ指定倍率に拡大

モノクロ

カラー処理の前にモノクロ変換を適用します。

  • ON: グレースケールに変換してから減色処理
  • OFF(デフォルト): カラーのまま減色処理

画像形式

形式品質ファイルサイズ用途
JPEG95%(デフォルト)小さい共有・SNS投稿向け
PNG100%(ロスレス)大きい加工・保存に最適

アスペクト比

比率特徴
4:3(デフォルト)一般的なカメラ比率。縦に広い
16:9ワイドスクリーン比率。横長
アスペクト比を変更するとカメラが再起動されます。

言語

選択肢説明
端末の設定に従う(デフォルト)端末の言語設定に合わせて自動切替
日本語常に日本語で表示
English常に英語で表示

プリセット保存ボタン

設定画面の一番下にある「→ C1」「→ C2」ボタンで、現在の設定をプリセットとして保存します。

実機風フィルタ

初代デジカメ・ガラケーカメラ・トイカメラ・インスタントカメラなど「その機種で撮った感」を演出する複合エフェクトです。 既存の色数・パレット設定を上書きしない独立したレイヤーとして、モノクロ変換・減色処理のに適用されます。 設定画面の「実機風フィルタ」(縦向き画面のみ)、またはDemo版ではメイン画面のボタンから選択します。

プリセット再現する質感
なし(デフォルト)フィルタなし
初代デジカメ風彩度低め・ブロックノイズ・わずかに紫がかった色かぶり
ガラケーカメラ風高彩度・強めのコントラスト・青みがかったホワイトバランス
トイカメラ風強いビネット(周辺減光)・強めのコントラスト・色収差
インスタントカメラ風明るめ・低コントラスト・粒状ノイズ・暖色寄りの色褪せ
モノクロフィルム風モノクロ変換+高コントラスト+フィルム粒子感
各プリセットのパラメータは固定のレシピです。個別の数値調整はできず、プリセットの選択のみ行います。

画像処理の流れ

1
カメラキャプチャ フル解像度で撮影
2
回転補正 デバイスの向きとカメラセンサー情報から正しい向きに補正
3
ダウンスケール 設定したサイズまで縮小(アスペクト比を保持)
4
実機風フィルタ 選択している場合のみ実行
5
モノクロ変換 モノクロがONの場合のみ実行
6
減色処理 メディアンカット・固定パレット・「なし」(縮小のみ)のいずれかで色数を削減
7
出力倍率拡大 1xより大きい倍率が選ばれている場合のみ、ドット感を保ったまま整数倍に拡大
8
保存 JPEG または PNG でギャラリーに書き出し

保存先

処理済み画像は端末の以下の場所に保存されます。

  • 保存先フォルダ: Pictures/LowResCamera
  • ギャラリーアプリから「LowResCamera」アルバムとして参照できます

ファイル名には撮影日時に加え、サイズ・色数(またはパレット種別)・モノクロ・実機風フィルタの各設定が自動的にサフィックスとして付加されます(例: LOW_RES_20260822_143022_256px_32c_BW_toycam.jpg)。減色方法が「なし」の場合、色数・パレットのサフィックスは付きません。

高解像度パレット+低サイズ+PNG の組み合わせは、透過処理や加工用素材として最適です。

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