BeginnerPaceMaker

ユーザーマニュアル

概要

BeginnerPaceMaker は、マラソン・トレイルランなどのレース中に次の関門まで間に合うための必要ペースをリアルタイムで計算するアプリです。 現在距離を入力するたびに「あと何分/kmで走ればいいか」を表示・読み上げします。

  • 関門・フィニッシュの距離と制限時刻を事前に登録
  • 距離を入力するだけで必要ペース・残り距離・残り時間を即時計算
  • 音声入力・読み上げでレース中もハンズフリー操作
  • クイック設定タイルとホーム画面ウィジェットに対応
  • 予定ペースを入力すると関門ごとの余裕時間も表示・読み上げ

初期設定

アプリを使い始める前に、レースの関門情報を設定パターンとして登録します。

設定パターンの作成

1
メイン画面右上の歯車アイコンをタップして設定画面を開く
2
「+追加」ボタンで新しい設定パターンを作成する
3
設定パターン名を入力する(例:○○マラソン2025)
4
大会スタート時刻を入力する(例:9時0分)
5
関門・フィニッシュの情報を入力する
6
「保存」ボタンをタップして設定を保存する

関門・フィニッシュの入力項目

項目内容
距離 (km)関門またはフィニッシュの地点距離
関門時刻(時計)実際の時刻で制限時刻を入力(例:11:30)
関門時間(出発から)スタートからの経過時間で入力(例:2時間30分)
「関門時刻(時計)」と「関門時間(出発から)」は連動しています。どちらか一方を入力するともう一方が自動計算されます。大会スタート時刻を基準に計算されます。

フィニッシュ地点について

リスト末尾のカードが自動的に「フィニッシュ」として扱われます。

関門の追加位置

関門を追加する方法は2つあります。

操作挿入位置
上部の「関門を追加」ボタンフィニッシュの直前(リスト末尾)
各関門カード下部の「この後に関門を追加」ボタンそのカードの直後

保存時のバリデーション

「保存」ボタンをタップすると、以下の整合性チェックが行われます。エラーがある場合は画面下部にメッセージが表示され、保存は中止されます。

  • 各関門の距離が昇順になっているか(距離の逆転がないか)
  • 各関門の制限時刻が昇順になっているか(時刻の逆転がないか)

メイン画面

アプリ起動時に表示される画面です。計測状況と必要ペースが大きく表示されます。

画面上部

要素内容
アプリ名・設定パターン名現在アクティブな設定パターン名がアプリ名の下に表示される
音量アイコン読み上げのON/OFFを切り替える
歯車アイコン設定画面を開く

中央エリア

表示項目内容
前回更新直前に距離を更新した時刻(HH:mm)
次の関門次に通過すべき関門名と距離
必要ペース(大)次の関門に間に合うための最低ペース(分:秒/km)。緊急度に応じて緑・黄・赤に色が変わる
速度必要ペースに対応する時速(km/h)
残り距離次の関門までの残り距離(km)
残り時間次の関門の制限時刻まで残り何時間何分か(h:mm)

必要ペースの色の意味

ペース意味
7:00/km 以内余裕あり
7:00〜9:00/km注意が必要
9:00/km 超危険・急いでください

ボタン(スタート前)

ボタン動作
時刻モード切替「時計時間」または「経過時間」を選択する(スタート前のみ変更可能)
スタート計測を開始する。スタートした時刻が記録される
リセット計測をリセットし、初期状態に戻す

ボタン(計測中)

ボタン動作
終了計測を手動で終了する。確認ダイアログが表示される

ボタン(計測終了後)

ゴール・制限時間超過・計測停止のいずれかの状態では、「リセット」ボタンが直接表示されます。タップ1回で初期状態に戻ります。

時刻モードについて

モード残り時間の計算方法用途
時計時間端末の現在時刻と関門の制限時刻の差スタートの号砲と同時にスタートボタンを押す場合など
経過時間スタートボタンを押してからの経過時間と、設定した大会スタート時刻からの関門制限時間の差スタートロスがある場合や、スタートボタンのタイミングがずれた場合

距離入力と更新

手動入力

「現在距離 (km)」フィールドに現在地のキロ数を入力し、「更新」ボタンをタップします。キーボードの完了ボタンでも更新できます。

音声入力

マイクアイコンをタップすると音声認識が起動します。

  • 「今5キロ」「8.5」「ハーフ(21.0975)」などと発話する
  • 「メートル」単位での入力にも対応(例:「5000メートル」→ 5km)
  • 認識後に自動で計算・更新される
音声入力はクイック設定タイルからも起動できます。レース中はタイル経由が便利です。

予定ペース・余裕時間

予定ペースの設定

「予定ペース」欄に目標とするペースを「分」「秒」の2つのフィールドで入力します(例:7分30秒/km → 分=7、秒=30)。秒フィールドを空欄にすると「0秒」として扱われます。入力した予定ペースはアプリを再起動しても保持されます。

余裕時間の表示

予定ペースが設定されている状態で「更新」すると、次の関門での余裕時間が表示・読み上げされます。

表示内容意味
余裕時間はX分Y秒です。予定ペースで走ると関門をX分Y秒の余裕で通過できる
予定ペースでは関門に間に合いません。予定ペースでは制限時刻に間に合わない

読み上げ(TTS)

「更新」ボタンを押すたびに現在の状況を音声で読み上げます。読み上げは右上の音量アイコンでON/OFFできます。

読み上げ内容

状況読み上げ内容
通常(計測中)必要ペース(分・秒)と残り距離(km)。予定ペースを入力している場合は余裕時間も続けて読み上げ
ゴール「ゴールしました。お疲れ様でした。」
制限時間超過「関門の制限時間を超えています。」
計測停止「計測を終了しました。」
未スタート「スタートしていません。」

言語設定と読み上げ

設定画面で言語を切り替えると、読み上げも対応言語のエンジンで行われます。

クイック設定タイル / ホーム画面ウィジェット

クイック設定タイル

通知バーを引き下げ、クイック設定にBeginnerPaceMakerのタイルを追加することで、アプリを起動せずに音声入力が実行できます。

  • 計測中のタイルをタップすると音声入力が起動し、入力後に自動でペースが更新される
  • タイルには現在の計測状態(計測中 / 停止中)が表示される
タイルからの音声入力を使うには、事前にアプリでスタートボタンを押して計測を開始しておく必要があります。

ホーム画面ウィジェット

ホーム画面にウィジェットを追加すると、現在の必要ペース・残り距離・残り時間がリアルタイムで確認できます。ウィジェットをタップするとアプリが起動します。

設定画面

設定パターンの管理

操作内容
チップをタップそのパターンを選択・編集状態にする
+追加新しい設定パターンを作成する
削除アイコンそのパターンを削除する(パターンが1つのみの場合は削除不可)
計測中に別の設定パターンに切り替えると、確認ダイアログが表示されます。「切り替え」を選ぶと計測状態がリセットされ新しいパターンに切り替わります。「キャンセル」を選ぶと切り替えは行われません。計測中でない場合は確認なしに即切り替えられます。

各設定項目

項目内容
設定パターン名レース名などわかりやすい名前を入力する
大会スタート時刻レースの公式スタート時刻(HH:mm)。「経過時間」モードと関門時間の自動計算に使用される
関門 / フィニッシュ設定各地点の距離と制限時刻を設定する

言語設定

アプリ内の表示言語と読み上げ言語を切り替えます。

選択肢内容
System端末の言語設定に従う
日本語日本語で表示・読み上げ
English英語で表示・読み上げ
繁體中文繁体字中国語で表示・読み上げ
简体中文簡体字中国語で表示・読み上げ

エクスポート・インポート

設定パターンをJSONファイルとして保存・共有できます。機種変更時のデータ移行にも使用できます。

エクスポート

1
設定画面で「エクスポート」ボタンをタップ
2
保存先を選択してJSONファイルを保存

インポート

1
設定画面で「インポート」ボタンをタップ
2
保存したJSONファイルを選択する
3
インポートされた設定パターン数がメッセージで表示される
インポートすると既存の設定パターンはすべて置き換えられます。事前にエクスポートでバックアップしてください。

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